「Karte:19 がんばれ古和医院(原作:「古和医院」)」

本日放送。 TVアニメ
ブラック・ジャック Karte:19 がんばれ古和医院(原作:「古和医院」)」
原作は、好きでも嫌いでもない話です。
今回、ちょっと無理があったような…なかったような…。
でも、良い話でした。


マイ・チェック・ポイント (シーン・場面 編)
 ① BJ先生の寝顔!
 ちぇんちぇの寝顔…可愛いったらカワイイったら!!
 たまりませんねー!
 ② ピノコの妄想シーンの、BJ先生の表情
 ピノコに圧されている、タジタジしたちぇんちぇ。 これまた可愛いんです。
 でも。
 ピノコは、BJ先生と温泉宿で、 「散歩して、卓球して、雪見風呂で美味しいパフェを食べて、カラオケして、そのあとは…グフフ」 ――って、何なのでしょうか?
 ピノコが、 「グフフ」 って!! もっと純粋なはずじゃ!?
 ③ とっさにピノコの口を押さえる、BJ先生
 ピノコが古和先生を見て、 「いや! いやなのら、こんなちょこちょこオヤジ!」 と言いかけた時に、ちぇんちぇは見事にピノコを制してくださいました。
 …普通のことなのですが、何故か私はドキッときたのです。
 ④ 「その患者は重症だ。 思い切って、手術なさい」 の時の、BJ先生の表情
 両目を瞑って、斜め横顔。 かっこよかった…。
 ⑤ 手術着への変身シーン
 私の大好きなBGM,シーンそのままでした。 ありがとうです!
 BJ先生の変身シーンは、何度観てもカッコいいですねー!
 古和先生の変身シーンとか…笑いドコロを作っているのは、面白いです。
 ⑥ 「先生、あなたはご立派です。 こんな無医村で、30年も医者をやって、あれだけ村人の尊敬を受けているんだ」 の時の、BJ先生の表情
 原作でも、ドキッときたシーンでした。
 原作の、あの晴れ晴れとしたBJ先生の表情を、90%まで的確に再現してくださいました。
 私は、あの表情を楽しみにしていたのです。

 
マイ・チェック・ポイント (ストーリー設定 編)
 ① 山奥の旅館へ…
 冒頭の、旅館へ行く道々は、OVA版の 「沈む女」 をイメージします。
 田舎の山奥の旅館という設定から(OVA版「沈む女」にはカラオケはなかったにしても)、 『月子…』 という言葉が頭を駆け巡り、少々切なくなりました。
 ② このご時世に、ボンネット・バス
 この設定は譲れなかったのですねー。
 ③ ピノコの、急性の腹痛により、古和医院へ。
 原作ではピノコはいませんでしたから、BJ先生が勝手に、用もないのに古和医院へ行きましたが、今回、ピノコの腹痛を理由にして、古和医院へ。
 ただ、私的には…
 たとえピノコが腹痛に襲われなかったとしても、BJ先生とピノコは古和病院を訪れた  (しかも、BJ先生が強引にピノコを説得した) …と、信じたいです。
 ④ 古和先生の声
 「週刊・こどもニュース」 の、スクープ君の声ですね。
 …び、微妙…。 私のイメージが……○| ̄|_
 ⑤ 古和先生に対する、BJ先生の態度
 患者らしい態度でした。 無意味に意地を張らず、大人らしさがありました。
 かと言って、古和先生に忠告を入れる時は、医者らしい態度でした。
 何処となく、全体的に優しかったですね…今日のBJ先生。
 イメージが崩れそう…ですが、その優しいところ好き!
 ⑥ 中部大学 → 大和大学
 古和先生の(かりそめの)出身大学が、変わっていました。
 …何故ですか? 何か問題でも?
 ⑦ ヨード注入方法
 直腸注入 → 経口注入
 への変更でした。
 酸素吸入のタイミングも遅かったです。 鎮静剤と同時の方が良いのでは…?
 …なんて、医療従事者でもない自分が言えたことではないですm(_ _)m
 ⑧ ツユ子の回復後
 純粋に、可愛かったです。
 ⑨ ナリ → かっこう
 「どうしたんです、そのナリは?」 → 「どうしたんです? そのかっこうは」
 への変更でした。
 やはり、時代というものなのでしょうか?
 でも、私は、是非 「ナリ」 を使って頂きたかったです。


マイ・ベスト・名ゼリフ
 ① 「うちだって、そんなに変わらんだろう」
 古和医院を見たピノコの、 「いやなのよさ、こんなとこー!」 に対する、BJ先生の一言。
 …た、確かに!(笑) 
 上手いですな、ちぇんちぇ!
 ② 「ちぇんちぇに診てほちいのよさー!」 by ピノコ
 …ごもっとも!
 ③ 「いや! いやなのら、こんなちょこちょこオヤジ!」 by ピノコ
 さすがにひどいですね…。
 ――にしても、 「ちょこちょこオヤジ」 って。 どんなセンスだ(笑)
 ④ 「いや。 ――それは、手術した方が良いですぜ」
 「ですぜ」 きました! (「キター!」の顔文字は使いません)
 大塚明夫さんの 「ですぜ」 良いですねぇもう!
 ⑤ 「……いや!」
 古和先生に 「あんた…あんた、本当に正規の医者なのかね?」 と訊かれた時の、BJ先生の返事。
 原作でも重いシーンであっただけに、BJ先生らしいなんとも神秘的な雰囲気を出してくださいました。
 ありがとうございます、大塚明夫様!!
 ⑥ 「フ… お察しの通り、免許を取っていない医者でしてね。 商売はしているが、モグリなんですよ」
 大人らしくて男らしくて素晴らしいです、BJ先生!
 …しかし、TVアニメの「ブラック・ジャック」だけを知っている人は、つい先週まで、 ブラック・ジャック先生は無免許医である』 という事実を知らなかったのではないでしょうか?
 ここまで 『無免許』 をTVに出しても良いのですね…良かった。
 ⑦ 「君は出来るのか?」 「えぇ」
 即答。
 きっぱり! その言い切りの良さが好きです、BJ先生!
 ⑧ 「先生だったら大丈夫です。 先ほどの手術はしっかり出来ていました。 自分の力でがんばんなさい」
 原作で、 「薬のことまでは責任はありませんよ」 等と言っていましたが…。
 さすがに責任感がなさ過ぎる…ということなのでしょうか、変更されていました。
 良い意味での変更だと思います。 あんな風に励まされたいです。
 ⑨ 「細かいことは、カルテの横に、書いておきました」
 アフターケアばっちり! さすがBJ先生!!
 かっこよすぎますねぇ。
 ⑩ 「大丈夫だろ?」
 ピノコの 「温泉まで間に合うかなぁ?」 の返事。
 軽々しいですが、なんともカッコいいです。
 ⑪ 「おまえまた!?」
 言い方がかっこよかったです! さすが大塚明夫さんだぁ!
 その直後のBJ先生の呆れた表情も、ナイスでした。
 ⑫ ピノコ。 チョコ買ってやろうか」
 …なんて優しい口調で! ここでもBJ先生、親バカ全開!!
 ピノコがいると、BJ先生は自然に優しい人間になります。
 共依存 とは、このことを言うのでしょうね…。


「Karte:NG」 は、今回、ピノコではなかったので良かったです。
でも。
BJ先生のNGは、いつ観られるんだぁぁ!!


次回は、 「Karte:20 山手線の哲(原作:「山手線の哲」)」
予告を観た限りでは、哲が、そのスリの指先を生かして、マジシャンとして更生したようでした。 これが本当でしたら、私は嬉しいです。
生きがいを常に追い求めるBJ先生にとっても、その変更・更生は、生き方に沿った良い考え・変更だと思います。
BJ先生のセリフに、 「じゃあ、法律が全ての患者を治してくれるとでも?」 というものがありました。 これは原作にはないセリフです。 しかも、名ゼリフに匹敵する内容でしょうから、とても楽しみです。