終わった……。

もう、「良く頑張った」としか言いようがないです。
たった1人で、心の安らぎもなく、ずっとずっと緊張し続けて…。
施設を出た瞬間、歩き出した瞬間に私を襲ったものは、とめどない涙でした。
そこから見た夜景は…心に光を射すかのように感じられました。


今日は、ひどいものでした。
やることなすこと不手際で、迷惑しかかけられない自分。
「あと1歩」が足りない。――その連続でした。
反省会では、これまでない緊張…いいえ、あれは「恐怖」。
恐怖でしかない緊張の塊に、頭は真っ白、口がカラカラになり、カチコチに固まった状態で、時折目が勝手に潤んでいく…。
反省会が終わった後、利用者の方とのコミュニケーションも、上手く取れない状態。
午後は掃除だの記録だの挨拶だの…。
情けないくらいに、失敗を連続させました。
この記憶は、ずっと私を苛み続けています。
誰か…この記憶を取り払って!!


施設を出た瞬間から、車を運転しながらも、ずっとずっと泣き続けました。
SAで休憩した時、車を降りるのに勇気が必要でした。
松山の辺りからSAにかけて、ずっと右手の遠くに、伊予鉄高島屋の観覧車「くるりん」が見えます。
その「くるりん」の、ライトアップされているイルミネーションを見ただけで…クルクルと変わっていく光を見ただけで…さらに目に涙が溢れました。
SAまで延々泣き続け、SAで親からの電話が入り、以降はなんとか堪えて帰りました。


ずっとずっと、夢にまで見ていました。帰れる日を。
『帰れる』――それだけで、私の目から涙が流れました。
…いいえ、まだ泣き足りないのかも知れません。