「Karte:12 にいちゃんを返せ!」

ブラック・ジャック Karte:12 にいちゃんを返せ!(原作:「にいちゃんをかえせ!!」)」
……最高でした!! 今日は大サービスですね。
絶叫絶叫でございました。


作中に出てくる特撮番組の中の、『まぞう軍団』とかいう悪役のボス。あれは、もうまるっきりBJ先生そっくりでした。
顔のキズといい、マントといい、半分白くて半分黒くてバサバサの髪型といい、天才外科医という設定といい。それで笑いました。
なんといっても、後半が素晴らしかったのです。
① CM明けの一瞬映るBJ先生の絵。
 以前まではトランプだったものが、バラの花に。1輪の赤いバラの花を胸の前に持ち、こちらを見つめるBJ先生。風に吹かれ、マントはひるがえり、バラの花びらが散っていく…。
 ――ズッキューンっ!!! …似合い過ぎ!! BJ先生、赤いバラが似合う!
 あの姿で、その手に持ったバラの花を手渡されたら…女は皆、一撃でしょう。
 なんていとも簡単に女性をオトすんだ! 罪な男め…っ☆
② あくまで悪役に徹するBJ先生。
 悪役がお上手なようで、BJ様♪
 患者さんの弟のゆきおにあてた、ボスからの手紙。その手紙を大塚明夫さんが読む…それだけで、立派な悪役になっているんです!
 そして、ゆきおが家へ来た時、「私はここだ」と一言。その時の悪役そのものの表情、声! 「銀河鉄道物語」のバルジ隊長も、見せ場で「隊長ならここにいる」というセリフがありましたが…違いますね、全然。もう、悪のBJ先生なんです。
 残忍で冷静で頭の切れの早い、そして運動神経抜群、小細工の器用さ抜群の、頭の良い立派な悪魔でした。それでも、いや、それだからこそなお、BJ先生のかっこよさが溢れているのです。 …あんな悪魔なら…捕まって食べられても良い……。
③ 戦闘シーン
 原作では、「ガァー!」「ドラキュラー!」で有名なシーン。
 今回、「ヤァー!!」でしたが、胸にぐっと来るものがありました。
 そして、戦闘での俊敏な身のこなし! マントを翻しながら、軽々と飛び跳ねるのです。それだけでなく、患者さんの攻撃にやられる時までも…どうしてあんなまでキザにカッコいいのでしょう!? …そう、それはまるで、「名探偵コナン」のキッドのように……。
④ 戦闘終了後
 「はははははは…」と、笑い声を残し、去っていくところ。
 「…ったく! 何で私がこんな役を…」 …くぁいい!
 「いいわよね、ちぇんちぇはメイク要らなくてさ!」とピノコに言われ、ピノコ写楽に笑われた時のBJ先生の顔!! 笑いました笑いました(笑)
 2人に笑われて「ふんっ!」と不貞腐れるBJ先生もまた…母性本能くすぐる!
⑤ なんといっても!! アッチョンブリケ!!
 すごいんです!
 先生が…BJ先生が… 「あっちょんぶりけ…」 ――と!
 BJ先生が…大塚明夫さんが、とうとう、「あっちょんぶりけ」とおっしゃったのです!
 その瞬間、私は「きゃああぁぁーーーっ!!」と、叫びましたとも。
 「BJ先生・大塚明夫さんの『あっちょんぶりけ』が聴きたい」と、私は以前、TV局の「ブラック・ジャック」HPに、投稿したことがありました。
 まさか…叶えて頂けるなんて! 今日拝聴できるなんて!
 卒倒しそうになりました…一瞬、目の前がクラッときました。


ただ…残念なのは、BJ先生がピノコ写楽に笑われた後のシーン。
あれは要りません。一気に、それまでの興奮と恍惚感が冷めました。
それから、「Karte:NG」。
またピノコのNGなんですもの…他のキャラも望みます!
ピノコばっかりじゃ、ピノコがかわいそう。おっちょこちょいに見られます。
しかも、前回の方が明らかに面白かったのですもの。
私は…BJ先生のNGを望みます。 強く、望んでいます。
…でも、もし今日がBJ先生のNGなら、私はどうなっていたか分かりません。
鼻血くらい噴いていたかも…。
戦闘シーンで、先生が守り損なって、マトモに患者さんの攻撃を受け、マトモに伸びてしまって「キューっ」となってみたりとか…いかがでしょう?(笑)


とにかく、すごかったのです。
番組終了後、脈拍120。 肩で呼吸。
あぁ…もう…ブラック・ジャック先生の虜…(´∇`*)<♪♪♪


――もう、死んでも悔いはないと…思いました……。