正規の卒業に向けて

パーティーの終了後、私は友達と学校へ。
――そう、実技練習です。
友達は、受かっていました。
 ――おめでとう!!
しかし、その子は課題あり合格だったので、課題を終わらせるために実技練習へ来たのです。
課題は直ぐに終わりました。 課題が終わると、もうレッキとした 『合格』 です。
…羨ましくて、なりませんでした。
私は他の友達と、自分の苦手な面をお互い意見しあいながら、18:30まで練習しました。
その後、実技が合格した友達と、夕食を食べ、後で来たチャゲ子姉さまと一緒に、その友達の…今度はペーパーテストの卒業試験の、勉強を教えていました。
チャゲ子姉さまは、B組1位。
私・ラティスは、A組1位…もとい、学年1位。
私が言ってしまうのもヘンですが、トップの2人がかりで、その子の家庭教師をしたようなものでした。
いくら1位が2人といえど、分からない問題は分からないのでして…片方が分からない問題はもう片方に相談・パスし合いながら、1時間という短い時間に、所要(制限)時間200分以上の問題を、サッササッサと済ましていきました。


…その中で、分かったことがありました。
――私は、どれだけ勉強せずに、あの試験を受けていたのか、ということ。
チャゲ子姉さまは、さすがB組の1位なだけあり、知識を持って論理的に解答・説明してくださいました。
しかし…私の、知識の少なさ!
私の解答は、 『全体のバランス』 だったり、 『消去法』 だったり、ひどい時には文字通り 『カン』 …だったのです。
……それで良く、95点が取れたな……。 自分で、情けなく感じました。
私はきっと、運だけで1位を取ったのでしょうね。


チャゲ子姉さま、ありがとう!!