「Karte:44 ピノコ誕生(原作:「奇形嚢腫」)」

1ヵ月ぶりですか、久々の放送です。
とうとう来ました… 『奇形嚢腫』。
TVアニメの 「B・J」 しか知らないリア厨どもの最大の関心点であり、原作を知る古参たちの最大の優越点でもあります。
今日でとうとう ブラック・ジャック先生はロリコン」 説が幕を下ろすことになるかと思うと…少々残念な気も致します。
そして 「最大の優越点」 も消えてしまうことを思うと、やはり残念な感じです。


アニメの感想と致しましては。
泣けました。
リハビリ中のピノコの前にネズミ出現→ボヤ騒ぎのシーンは、原作にはないオリジナルで、私も新鮮な気持ちでドキドキしながら見ることが出来ました。
そして、BJ先生が ピノコ!!」 と叫びながら飛んで来て、火を消した後、 「うわあぁぁ」 と泣きながらBJ先生の足にピノコが縋り付くシーンなんか、涙なしでは語れませんよ。
生まれて間もない時期に、目の前で火事に出くわすなんて。
体力的にも運動機能も充分でないリハビリ中に、しかも、人間になるという急激な環境の変化で精神状態も安定しない時期に、目の前で、火がどんどん広がっていくんですよ。
それだけで涙が流れました。


「生きたい」 それだけで、痛みや苦しみにも耐え、手足を動かすピノコ
そんなピノコに、幼い日の自分と重なり、リンクするBJ先生の想い。
今回の放送で、今までよりもっと深く、BJ先生とピノコとの強い繋がりを感じることが出来ました。
ラストの1コマといい…スタッフさんには、本当に感謝感謝です。


あとは、 「もう1つの 『奇形嚢腫』」 もどうか、ピノコのように人間として生きられるよう、ただただ願うのみです。


…しっかし――
誕生日くらい覚えとけよ、先生。
てか…ピノコの誕生日って、どっちになるんだろう…?
やっぱり、1人の人間になった日なのだろうか。


はっぴぃばあすでぃ、ピノコちゃん。